意外と知らない人が多い!「情けは人のためならず」の本当の意味。
最近、人生で味わったことのない腰痛を患っているケイシー・パパです。
ぎっくり腰ではないようです。
さて、今回の日本語はこれ。
「情けは人のためならず」
あなたは本当の意味をご存知ですか?
先に答えだけ言うと。
正)相手にかけた情けは、巡り巡って自分の元へ返ってくるから積極的に情けよう。
意味です。
でも、誤って
誤)情けは人のためにならない。その人の成長のためにも情けをかけないべきだ。
と使っている人が多いようです。
情けを「かけるな!」ではなくて、「もっとかけろ!」が本当なんですね。
なぜ、このように誤用している人が多いかというと、文をそのまま解釈しているからにつきるようです。語尾の「ず」は否定を表しているので、そのまま「情けはするな」という意味で捉えているようです。でも、これはこのことわざを考えた人が悪いと思うのは僕だけでしょうか。もっとわかりやすく、「情けは人のためならず、我が身のため」とか一言付け加えてくれていればよかったのに。
しかし、「情けをかけるな」という意味が必ずしも間違いとは言い切れません。以前記事にした「重複」の読み方にもあったように、日本語は変化していく生き物のようなものです。本当の「もっと情けをかけろ」の意味よりも、誤りの「情けをかけるな」の意味として理解している人が多いようでしたら、一概に間違っているとは言えません。話の流れから推測して正しく判断することが必要でしょう。