ケイシー・パパの日本語学習帳。

日本語って本当に難しい!

「開いた口がふさがらない」「顎が落ちる」「顎が外れる」の違いをあなたは説明できますか?

 

こんにちは。最近ラジオへのメッセージにハマりすぎて、自分でもキモいと思っているケイシー・パパです。今日もJFNの「Day by Day」という番組でメッセージを読んでもらいました。

 

さて、今日のテーマは『「開いた口がふさがらない」「顎が落ちる」「顎が外れる」の違いをあなたは説明できますか』です。

 

この3つの慣用句は、すべて「口を開けた状態」なのでよく間違って使用されます。あなたも間違って使用していませんか。ここでは、これらの慣用句の違いを簡単に説明していきます。

 

開いた口がふさがらない

意味:驚き呆れかえった様子
意味からもわかるように、とても呆れたマイナスな感情をあらわす慣用句です。「あいつはアホだと分かっていたけど、ここまでとは。開いた口が塞がらないな。」といった感じに使用します。

 

あごが落ちる

意味:非常に美味しいものを食べたときの様子
食べ物の味がとても美味しいときに使用する慣用句です。「このラーメンは美味しすぎてあごが落ちる」といったように使用します。「頬が落ちる」と同じ意味で使用されます。美味しいものを食べて、あごが‥‥‥なんだっけとなる人は「頬が落ちる」を使用してください。

 

あごが外れる

意味:愉快でたまらず大笑いする様子
笑いすぎて今にもあごが外れそうな人を見たり、笑いすぎたときに使用する慣用句です。「あの人はあごが外れるほど大笑いをした」といったように使用します。よく「あごが落ちる」と間違って覚えてしまい、誤用している方が多いようです。

 

まとめ

先述しましたが特に「あごが落ちる」と「あごが外れる」は同じ「あご」の文字が入っているため勘違いして覚えている方が多いようです。間違って使ってしまうと、ちょっと残念な人と思われてしまうのできちんと意味を理解して使いましょう!

「ラジオ」を使った僕の文章上達方法。

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こんにちは。梅雨は除湿機必須のケイシー・パパです。

 

みなさん文章の練習ってどんなことやってますか。先日イケダハヤトさんの記事を読んだとき、呼吸するようにとにかく書く。と言ってました。
確かにそうだと思い、ぼくは感じたことや伝えたいことをツイッターやブログに書きまくりました。けれど、ふと思ったんです。

 

つまんない。と。

 

文章を書いているときは、いろいろな反応を妄想しながら書いて面白いんです。
でも、反応ってそう簡単にあるわけないじゃないですか。
イケダハヤトさんのような有名なブロガーになれば、共感する意見や、反対する意見などがいろいろあって面白いかもしれません。が、有名じゃない人にとっては、ただの独り言なんですね。

 

なにか「人に読まれて」「反応があって」「文章が上達する」方法ないかといろいろ考えていたところ、1つの方法が思いつきました。

 

それは「ラジオのメッセージ」です!

 

そう、ラジオです。ラジオ番組にメッセージを送るのです。なんでラジオ?と思う人もいるかもしれませんが、下記の理由を見ると、あなたはきっとラジオにメッセージを送りたくなるでしょう。

 

《理由その1》時間制限がある

ラジオ番組って、「今日のお題」が番組開始直後に発表されるんですね。それに対して、リスナーがメッセージを送るんです。でも僕の感覚値なんですが、1時間番組ですと開始後30分以内に書かないと読んでもらえません。その30分以内に、読まれるアイディアを出し、読みやすい文章を書かないといけません。

ブログの場合、いくら自分で制限時間を決めたとしても自分に甘い人だと永遠と書いたり。けれども、ラジオは放送時間という制限時間が必ずあります。速く書かなければ読まれません。これは間違いなく速書きの練習になります。

 

《理由その2》ある程度、面白くなければ読まれない

ラジオってなんだかんだ言ってビジネスですし、番組には尺があるんですよね。
なので、面白くて、話を盛り上げられるメッセージが読まれます。
しかし、面白いものしか読まれないわけではありません。この章のタイトルに書いているように「ある程度」が必要なんです。ラジオ番組もメッセージが来ないことには番組が成り立ちません。なのである程度の面白さがあれば読んでくれます。
文章術に必要なユーモアがここで培われます。

 

《理由その3》自分の文章を聞ける

これは本当にいいなーと思います。自分が書いた文章をプロの読み手の方が読んでくれるんですよ。他人に読んでもらうことで、句読点のつけかたや文章の区切り方が客観的にわかります。DJが噛んだり、悩んだたりしたら文章がおかしいことが明確に分かります。

 

《理由その4》DJの感想が聞ける

DJは読んだメッセージに対して必ず感想を返してくれます。
ラジオでなくても、実際に身近な人に読んでもらってもいいのですが身近な人ほど恥ずかしいですよね。ラジオで原稿を読むDJや、聴いているリスナーは他人です。ラジオネームを全くわからないようにすれば、恥なんてかきません。身近な人に読んでもらうことが恥ずかしい人はぜひラジオに投稿してみてください。

このように、ラジオにメッセージを送ることって、文章の練習法としてすごくメリットがあるんです。ぼくのように、文章力をつけるためにブログをやってみた。けれど反応がなく、つまらないから止めたって人がいましたら、ぜひ試してみては。

「気が置けない」を間違って使ってませんか?

こんにちは。絶賛日本語勉強中のケイシー・パパでございます。
全国的に雨の日が増えてきましたね。そろそろ梅雨入りでしょうかね。

 

さて、今日は「気が置けない」の意味についてです。

 

みなさん一度は耳にしたことがある「気が置けない◯◯」。
気が置けない関係、気が置けない仲、気が置けない人といったように、
人間の気持ち、関係を表す言葉ですね。
けれども、使っていたり、聞いたりしたとき、一瞬迷いませんか?
気が置けない仲 = 気を使う関係だっけ?使わない関係だっけ?といった感じに。
最近は慣れましたが、ぼくも昔は間違って理解していました。
そして「気が置けない」の意味は

 

「気を使わない」が正解です。

 

あなたは間違って使っていませんでしたか?
辞典などで調べると

気が置けないとは、遠慮したり気遣ったりする必要がなく、心から打ち解けられるさま。

 と書かれています。
誤用されている原因としては、「物を置けない」といった不可能をイメージさせるからかと。
この「置けない」の反対は「置ける」、その「置ける」は自発的な「置く」の活用形式を変えたものなんです。(この記事で活用形式まで詳しく話すと、大変なことになりますので割愛させていただきますが、)
「置けない」=「置くことができない」といったように「可能」の意味ではなく、本当は「置けない」=「置かない」の意味なんですね。

 

「気が置けない」=「気を置かない」=「気を入れない」=「気を使わない」

 

と考えると筋が通りますね。

 

ぼくの感覚値ですが、この「気が置けない」はかなりの割合で誤用されてます。
「あの会社の部長と、うちの社長は気が置けない仲で、同じ空間にいるとピリピリするから気をつけて」と部下を混乱させる上司がいるかもしれません。
「仲いいのか悪いのか分かりませんがな!」と突っ込んでみてはどうでしょうか。

重複の読み方は「じゅうふく」ではなく「ちょうふく」

 

こんにちは、ケイシー・パパです。

さて、今日のタイトル「重複」の本当の読み方です。

みなさん「重複」よく使いますよね。
「山本さん、この企画書のここの内容とここの内容、重複してるよ!修正しておいて!」や「重複しているセルをまとめておいて!」といった感じで。

 

重複の意味は「同じ物事が重なり合うこと。」です。

 

重複の読み方

 おそらくこの記事を読まれているということは、意味はいいから読み方どうなん?って方だと思います。
で、肝心の読み方「じゅうふく」か「ちょうふく」ですよね。
間違えて「しげふく」とは読まないでしょう。

 

厳密に言うと「ちょうふく」が正しいですね。
なぜ「ちょう」かと言うと、中国語の発音で「ちょう」は重なることを意味していて「じゅう」は重さを意味するそうです。そのため「ちょうふく」が正しいようです。

 

以前、金田一秀穂先生の講演を聞いたとき、
言葉というのは時代の流れによって変化するものと言われてました。
「ちょうふく」と読む人と、「じゅうふく」と読む人を全国的に調査したとき、
「じゅうふく」と読む人が多いかもしれません。
そのため、一概に「じゅうふく」は正しくないとは言い切れません。
言葉は生き物というように、人間や動物の体と一緒に変化するでしょうし。

 

でもまぁ、「じゅうふく」って言った人に、「本当はちょうふくって読むんだよねー。日本語って不思議だよねー。」ってな感じで、知らない人に冗談交じりに突っ込めたらなんか嬉しいですし、
人間見るわー。覚えていて損はないんじゃないでしょうか。

 

【パパ書房】イケダハヤトさん著「武器としての書く技術」

こんにちはケイシー・パパです。

前回の記事「まだ本音を言わずに消耗してるの?」にも書きましたが、イケダハヤト(以下:イケハヤ)さん著「武器としての書く技術」を読みました。

 イケハヤさんと言えば、Twitterの炎上で有名ですよね。ブログ「まだ東京で消耗しているの?」の運営や、note、メルマガでの収益など(他にもセミナーでの収益もあるようです)で生計を立てている、高知県在住のプロのブロガーです。イケハヤさんのTwitterやnoteを見てもらうと分かるのですが、文章が読みやすいんですよ。読む人をグイグイ引き込んでいきます。そして、いつか僕もイケハヤさんのように人を魅了する文章を書けたらと思い、今回この本を購入しました。

 

良い文章とは

イケハヤさんはこの本で、良い文章の定義を「人の目を引く文章」「面白い文章」「人生を変えられる文章」としています。普通に考えたら分かるんです。でも、「文法を正しく書くことが、良い文章の最低ライン」と思っている人は、これを聞いてハッ気付かされます。
恥ずかしながら、ぼくはこの本を読むまで「文法を正しく書くことが、良い文章の最低ライン」と思っていました。以前の職場で、文法について重箱の隅をつつくように上司からチェックされ、内容の良い悪いよりも先に、文法の間違いを指摘。そのチェックが厳しいのなんの。終いには書くことが嫌いになりました。
もちろん文法は正しい方が良いですが、それ以前に「目を引き、面白く、人生を変えられる文章」が良い文章とイケハヤさんは語っています。

 

ブログを書くきっかけになった本

あまり書きすぎるとネタバレになるので、今回は「良い文章とは」の点に絞って紹介しました。この本では文法などの説明は多く書かれていません。レトリックを学びたい方は他の本を読んでください。
その代わりに、文章を書くときの心構えや、ブログでのお金を稼ぎ方、ネタの探し方などを教えてくれます。そして何より、この本は書き手の背中を押してくれます。実際に僕がそうです。書くことが嫌いだった僕が、この本をきっかけにこのブログを書き始めました。