ケイシー・パパの日本語学習帳。

日本語って本当に難しい!

「気が置けない」を間違って使ってませんか?

こんにちは。絶賛日本語勉強中のケイシー・パパでございます。
全国的に雨の日が増えてきましたね。そろそろ梅雨入りでしょうかね。

 

さて、今日は「気が置けない」の意味についてです。

 

みなさん一度は耳にしたことがある「気が置けない◯◯」。
気が置けない関係、気が置けない仲、気が置けない人といったように、
人間の気持ち、関係を表す言葉ですね。
けれども、使っていたり、聞いたりしたとき、一瞬迷いませんか?
気が置けない仲 = 気を使う関係だっけ?使わない関係だっけ?といった感じに。
最近は慣れましたが、ぼくも昔は間違って理解していました。
そして「気が置けない」の意味は

 

「気を使わない」が正解です。

 

あなたは間違って使っていませんでしたか?
辞典などで調べると

気が置けないとは、遠慮したり気遣ったりする必要がなく、心から打ち解けられるさま。

 と書かれています。
誤用されている原因としては、「物を置けない」といった不可能をイメージさせるからかと。
この「置けない」の反対は「置ける」、その「置ける」は自発的な「置く」の活用形式を変えたものなんです。(この記事で活用形式まで詳しく話すと、大変なことになりますので割愛させていただきますが、)
「置けない」=「置くことができない」といったように「可能」の意味ではなく、本当は「置けない」=「置かない」の意味なんですね。

 

「気が置けない」=「気を置かない」=「気を入れない」=「気を使わない」

 

と考えると筋が通りますね。

 

ぼくの感覚値ですが、この「気が置けない」はかなりの割合で誤用されてます。
「あの会社の部長と、うちの社長は気が置けない仲で、同じ空間にいるとピリピリするから気をつけて」と部下を混乱させる上司がいるかもしれません。
「仲いいのか悪いのか分かりませんがな!」と突っ込んでみてはどうでしょうか。

重複の読み方は「じゅうふく」ではなく「ちょうふく」

 

こんにちは、ケイシー・パパです。

さて、今日のタイトル「重複」の本当の読み方です。

みなさん「重複」よく使いますよね。
「山本さん、この企画書のここの内容とここの内容、重複してるよ!修正しておいて!」や「重複しているセルをまとめておいて!」といった感じで。

 

重複の意味は「同じ物事が重なり合うこと。」です。

 

重複の読み方

 おそらくこの記事を読まれているということは、意味はいいから読み方どうなん?って方だと思います。
で、肝心の読み方「じゅうふく」か「ちょうふく」ですよね。
間違えて「しげふく」とは読まないでしょう。

 

厳密に言うと「ちょうふく」が正しいですね。
なぜ「ちょう」かと言うと、中国語の発音で「ちょう」は重なることを意味していて「じゅう」は重さを意味するそうです。そのため「ちょうふく」が正しいようです。

 

以前、金田一秀穂先生の講演を聞いたとき、
言葉というのは時代の流れによって変化するものと言われてました。
「ちょうふく」と読む人と、「じゅうふく」と読む人を全国的に調査したとき、
「じゅうふく」と読む人が多いかもしれません。
そのため、一概に「じゅうふく」は正しくないとは言い切れません。
言葉は生き物というように、人間や動物の体と一緒に変化するでしょうし。

 

でもまぁ、「じゅうふく」って言った人に、「本当はちょうふくって読むんだよねー。日本語って不思議だよねー。」ってな感じで、知らない人に冗談交じりに突っ込めたらなんか嬉しいですし、
人間見るわー。覚えていて損はないんじゃないでしょうか。

 

【パパ書房】イケダハヤトさん著「武器としての書く技術」

こんにちはケイシー・パパです。

前回の記事「まだ本音を言わずに消耗してるの?」にも書きましたが、イケダハヤト(以下:イケハヤ)さん著「武器としての書く技術」を読みました。

 イケハヤさんと言えば、Twitterの炎上で有名ですよね。ブログ「まだ東京で消耗しているの?」の運営や、note、メルマガでの収益など(他にもセミナーでの収益もあるようです)で生計を立てている、高知県在住のプロのブロガーです。イケハヤさんのTwitterやnoteを見てもらうと分かるのですが、文章が読みやすいんですよ。読む人をグイグイ引き込んでいきます。そして、いつか僕もイケハヤさんのように人を魅了する文章を書けたらと思い、今回この本を購入しました。

 

良い文章とは

イケハヤさんはこの本で、良い文章の定義を「人の目を引く文章」「面白い文章」「人生を変えられる文章」としています。普通に考えたら分かるんです。でも、「文法を正しく書くことが、良い文章の最低ライン」と思っている人は、これを聞いてハッ気付かされます。
恥ずかしながら、ぼくはこの本を読むまで「文法を正しく書くことが、良い文章の最低ライン」と思っていました。以前の職場で、文法について重箱の隅をつつくように上司からチェックされ、内容の良い悪いよりも先に、文法の間違いを指摘。そのチェックが厳しいのなんの。終いには書くことが嫌いになりました。
もちろん文法は正しい方が良いですが、それ以前に「目を引き、面白く、人生を変えられる文章」が良い文章とイケハヤさんは語っています。

 

ブログを書くきっかけになった本

あまり書きすぎるとネタバレになるので、今回は「良い文章とは」の点に絞って紹介しました。この本では文法などの説明は多く書かれていません。レトリックを学びたい方は他の本を読んでください。
その代わりに、文章を書くときの心構えや、ブログでのお金を稼ぎ方、ネタの探し方などを教えてくれます。そして何より、この本は書き手の背中を押してくれます。実際に僕がそうです。書くことが嫌いだった僕が、この本をきっかけにこのブログを書き始めました。

『頭が下がる』と『頭が上がらない』の意味の違い知ってますか?

こんにちは。『ケイシー・パパ、日本語勉強中』の筆者、ケイシー・パパです。最近、コンビニで挽いて入れるコーヒーにハマっていて、利き分けが出来るようになりました。ちなみに、僕の中で一番美味しいと思うコンビニコーヒーはローソンです。(入れるカップもセブンより良い気がします)

 

さて、今回の記事タイトルに書いたように、『頭が下がる』『頭が上がらない』の違いです。あなたはこの二つの言葉の違いを具体的に説明ができますか?

 

正直、僕はこの二つの意味を深く考えず、「どっちとも同じ意味なんじゃない?」

と、思いながら使っていました。

 

ちなみにこの二つの言葉の意味を調べていくと、

『頭が下がる』

 → 敬服しないではいられない。感服する。

『頭が上がらない』

 → 引け目を感じて対等な関係に立てない。

 と書いてあり、「感服している人」と「引け目を感じている人」というように全然違うんです。

 

頭が下がる

「頭が下がる」は自分と同等、もしくは下の人が良い行いをしたときや、優秀であったときに尊敬の意を表す言葉です。

例文)Aくんは、努力家でいつも夜遅くまで頑張っているね。本当、頭が下がるよ。

※自分よりも優れている人の時
※「頭が下がる思い」といったように「思い」を付けることも。

 

頭が上がらない

「頭が上がらない」は自分が何か悪いことや失敗などをして、自分の方が相手より下と思う時に使います。

例文)Aくんに文句を言いたいけど、お金を借りているので頭が上がらない。

※対等のはずが、訳あって自分が下に立っている時

 

と、このように使われます。

 

ぜひ、皆さんも『頭が下がる』『頭が上がらない』を使う際には、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

『写る』と『映る』の使い分け!鏡に『写る』と『映る』どちらが正しいか答えられますか?

僕は、『ケイシー・パパ、日本語勉強中』の中の人、ケイシー・パパです。

 

はじめてのブログです。よろしくお願いします。

 

朝起きて鏡を見たときに、ふと「あら?鏡に『映る』『写る』どっち使うんだっけ?」と疑問に思ったので調べてみました。

 

『鏡に映る』or鏡に写るですが、

 

『映る』

物などに反射して映っている。映像が映し出される。

と、言ったように物に対して反射、またはスクリーンなどに現れることを言います。

 

『写る』

写真や、書いたものを真似することだったり、主に紙などに対して使うことが多いようです。

 

 

なので、みなさん正解は『鏡に映る』です。

 

ちょっと、バカすぎてすいません。

では、また明日!